マカオ、2日連続で新たなはしか感染例確認なし…追加輸入分ワクチンの到着に遅れも

マカオ政府衛生局(SSM)は3月30日夜にプレスリリースを発出し、同月28日まで10日連続で麻疹(はしか)感染例が確認されたが、29日と30日は2日連続で新たな感染例の確認はなかったと発表。

マカオにおけるはしか感染確認例の確認数は、昨年は3例のみだったが、今年に入って以降は、計26例(輸入性10例、輸入関連性16例)に上っている。SSMによれば、25人はすでに回復して30日までに退院済みで、隔離入院中の残る1人についても順調に回復が進んでおり、31日にも退院予定とのこと。

なお、SSMでは、効果的な予防策としてワクチン接種を挙げているが、はしかの世界的流行で製薬会社におけるワクチンの在庫が少なくなっており、より流行が深刻な国・地域へ優先配分されているため、マカオへの追加輸入分の到着がしばらく先になることから、目下、医療、出入境管理、公共交通機関など高リスクとされる職場で働く人などに対して優先的に接種を行なっているとした。また、市民に対してはしかの流行が深刻となっているフィリピン、ベトナム、インドネシア等への渡航について、見合わせや延期を考慮するよう呼びかけた。

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオでは、アフターコロナ(2023年1月初頭〜)でインバウンド旅客数の急回復が続いており、直近…
  2.  マカオ政府財政局(DSF)が7月1日に公表した最新統計によれば、今年(2025年)6月前半の住宅…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営する澳門輕…
  4.  マカオ司法警察局は6月30日、客との共謀による不正行為でカジノ運営企業からゲーミング(カジノ)チ…
  5.  マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)は7月1日、今年(2025年)6月の月次カジノ売上(粗収益、…

ピックアップ記事

  1.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  3.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  4.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…
  5.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…

イベントカレンダー

7月 2025
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    
« 6月   8月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年7月号
(vol.145)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun