マカオ政府と中国銀行がサービス協力協定締結…マカオ身分証で世界中の中国銀行口座開設OKに

マカオ特別行政区政府と中国銀行(中国の国有商業銀行、BOC)は4月2日、サービス協力協定を締結した。中国が国家プロジェクトとして推進する「粤港澳大湾区(広東省・香港・マカオグレーターベイエリア)」の建設にマカオ特区政府が参加するにあたり、BOCがサポートするという。

協議の内容には、マカオ居民(マカオ居留権保有者)が大湾区においてBOC系金融機関が提供する決済、融資、サービスを核とする総合金融サービスを利用できるとしたほか、マカオ居民身分証を使った世界に500超あるという中国銀行の海外機構における口座開設や取引にも対応することが盛り込まれていとのこと。このほか、BOCが大湾区から世界に至る資金チャネルとしてマカオ企業向けのクロスボーダー資本プールを設立するとした。

サービス協力協定に署名する(左から)中国銀行の陳四清会長とマカオ特別行政区の崔世安行政長官=2019年4月2日、マカオ特別行政区本部ビル(写真:GCS)

サービス協力協定に署名する(左から)中国銀行の陳四清会長とマカオ特別行政区の崔世安行政長官=2019年4月2日、マカオ特別行政区本部ビル(写真:GCS)

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