1月CPI、対前年5.04%上昇

マカオ政府統計調査局は22日、2013年1月の消費者物価指数を発表。総体消費者物価指数(CPI)は120.21で、対前年5.04%の上昇。主要因として外食費及び住宅費(家賃)の上昇を挙げている。

前年同月との比較で最も上昇幅が顕著だった品目は住宅及び燃料の10.05%、次いで、タバコ及び酒類の7.19%、医療が6.99%のそれぞれ増。逆に、教育・娯楽及び通信費用がそれぞれ3.06%、2.03%の下落。

今年1月のCPI上昇率は前月比0.17%。外食費の上昇、鮮魚及び肉類価格の上昇により、フード、ノンアルコール飲料価格指数が0.54%上昇した。逆に、野菜価格、団体旅行価格が下落に転じた。

2013年1月までの直近12か月のCPI変動幅は5.96%。タバコ及び酒類、フード及びノンアルコール飲料がそれぞれ28.25%、8.22%増と上昇幅が大きかった。一方、通信関連指数は3.75%下落。

マカオでは生活必需品を含む多くの品目で依然として価格上昇傾向にあり、市民生活を直撃している。民生の改善に取り組む政府ではによる市民への電気料金補助や現金支給などの生活防衛施策を次々と発表している。

生活物価に直結するインフレ率に対する市民の関心は高い(写真はイメージ)―本紙撮影

生活物価に直結するインフレ率に対する市民の関心は高い(写真はイメージ)―本紙撮影

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