マカオ国際旅行博開幕…ジャパンパビリオン大規模展開で訪日客呼び込みへ

第7回マカオ国際観光(産業)エキスポ(MITE)が4月26日に開幕した。マカオ特別行政区旅遊局(MGTO)が主催する年間最大の国際旅行博で、会場はコタイ地区のIR(統合型リゾート)ヴェネチアンマカオのコタイエキスポホール。会期は28日までの3日間で、初日の26日がトレードデー、土日にあたる27、28日がパブリックオープンデーとなる。

主催者発表によれば、今回のエキジビション会場面積は前回(2018年)の2倍となる2万2000平米、日本を含む世界53の国と地域から452の出展者(標準ブース換算で835コマ)が集まり、いずれも過去最大とのこと。

日本については、日本政府観光局(JNTO)と在香港日本国総領事館が広い会場内でもひときわ目立つサイズ(面積360平米)のジャパンパビリオンを展開。JNTOのほか栃木県、長野県、鳥取県、福岡県、佐賀県、長崎県、宮崎県、鹿児島県から自治体、観光協会、観光スポット及びアトラクション、ホテルなど21の出展者が一堂に会し、訪日観光に関する最新情報の提供や各地の特産品の試食、試飲などが行われるという。

ジャパンパビリオンにはステージも設けられており、パブリックオープンデーに熊本県PRマスコットキャラクターのくまモンが登場するインタラクティブイベント、香港の日本舞踊団・若柳流「香の会」による日本伝統舞踊のパフォーマンス、福岡県八女市観光大使による三味線演奏、訪日旅行だけでなく日本文化にも造詣の深い香港の旅行作家・コラムニスト、林慧美(メイ・ラム)さんによるトークショーといったプログラムが予定されている。

昨今、マカオでも訪日旅行ブームが続いている。会場には旅行社や航空会社も多数出展し、各所で訪日パッケージツアーや日本路線に関するプロモーションが行われており、ジャパンパビリオンとの相乗効果も期待できそうだ。

第7回マカオ国際観光(産業)エキスポ会場内に展開するジャパンパビリオンの一角=2019年4月26日-本紙撮影

第7回マカオ国際観光(産業)エキスポ会場内に展開するジャパンパビリオンの一角=2019年4月26日-本紙撮影

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