禁制品の護身グッズ所持で中国本土出身の男逮捕…マカオ国際空港の手荷物検査で発見

マカオ治安警察局の発表によれば、7月12日にマカオ国際空港を出発する旅客便を利用予定の乗客の手荷物検査を行った際、禁制品とみられる物品が入っていることがわかった空港警備担当から通報を受けたという。

警察官が手荷物の中身を確認したところ、伸縮式の金属製警戒棒3セットが見つかった。警察の調査で法律の定める禁制品(武器)に相当するものであると確認されたことから、荷物の持ち主である中国本土出身の30代の男を逮捕したとのこと。警察では、男を武器弾薬関連法違反の罪で送検する方針。

男は警察の調べに対し、当該物品について、妻子の護身用として中国・珠海市のショッピングセンターで購入し、ハンドキャリーでマカオに持ち込んだと話しているという。

マカオ国際空港の手荷物検査場では旅客の携行品の中から催涙スプレーやスタンガン、メリケンサックなどが発見される事案が相次いでいる。護身用のグッズであっても、同時に攻撃性を有するとみなされることから、マカオでは禁止武器の範疇に含まれている。

旅客の手荷物の中から見つかった禁制品にあたる伸縮式の金属製警戒棒(写真:マカオ治安警察局)

旅客の手荷物の中から見つかった禁制品にあたる伸縮式の金属製警戒棒(写真:マカオ治安警察局)

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