マカオ、不正行為のカジノディーラーら逮捕…両替に見せかけ客を装って仲間のチップを盛る手口

マカオ司法警察局は8月5日、不正行為によりカジノ運営企業に損失を与えたとして、マカオ半島新口岸地区にあるカジノ施設に勤務するマカオ人のカジノディーラー職の女(41)及びその仲間で中国本土出身の自称無職の男(27)の2人を信任乱用罪で逮捕、送検したと発表。

警察発表によれば、同月1日午後11時頃、ディーラー職の女が担当するゲーミングテーブルに客を装った仲間の男が着席し、3回にわたってカジノチップの両替を要求。この際、女が故意にチップを盛り、合計額面2万5000香港ドル(日本円換算:約34.0万円)のチップを相手に渡し、男はその後まもなく姿を消したという。翌2日午後10時頃、カジノ施設のモニタリングチームが再び2人が同一のテーブルに着き、前夜と同様の手口で額面1万香港ドル(約13.6万円)分のチップを騙し取るのを確認。カジノ施設から通報を受けた警察官が現場へ急行し、2人の身柄を確保。この際、男の所持品の中から額面2万香港ドル分を超えるチップが発見された。

警察の調べに対し、被疑者は犯行を認めているとのこと。カジノ施設が警察に報告した被害額は12万香港ドル(約163.3万円)近くに上るという。警察では、少なくとも3人の仲間がいるとみて、その行方を追っているとした。

マカオのカジノ施設でテーブルゲームに参加する際、現金ではなくチップを使用する。チップは少し分厚いコインのような形をしており、額面によって色やデザインが異なるが、いずれも小さく軽い。1枚10万香港ドル(約136万円)以上の高額チップも存在する。

チップはカジノフロアにあるキャッシャーと呼ばれるカウンターで額面の現金と交換することができる。つまり、現金そのもの。マカオのカジノでは、しばしばチップを狙った犯罪が発生している。

カジノフロアの監視システムのイメージ(資料)=マカオ理工学院ゲーミングティーチング&リサーチセンターの模擬カジノ施設にて-本紙撮影

カジノフロアの監視システムのイメージ(資料)=マカオ理工学院ゲーミングティーチング&リサーチセンターの模擬カジノ施設にて-本紙撮影

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