マカオと中国の税関当局が合同で未検疫肉類の密輸摘発を強化…近隣地区におけるアフリカ豚コレラ発生受け

 マカオに隣接する中国広東省でアフリカ豚コレラが発生したことを受け、マカオ税関はイミグレーション施設における手荷物検査の強化といった水際対策を進めている。

 マカオ税関(澳門海關)は8月31日、中国税関当局と合同で、同月12、13、28、29日にかけて、マカオ半島北部にある關閘イミグレーションと中国本土側の拱北イミグレーションにおいて未検疫肉類を輸入に必要な手続きをせずハンドキャリーや両地を往来できるナンバープレートを付けた自動車で越境運搬する違法行為をターゲットとした取り締まりを実施したと発表。

 取り締まり期間中の摘発件数はマカオ側と中国側合計で103件に上ったとのこと。肉類141キログラムを含む生鮮食材計220キログラム、酒類151本、未納税たばこ1万2290本を発見。押収し、違反者を対外貿易法違反で起訴したとのこと。

マカオ税関が取り締まり期間中に発見した未検疫食材(写真:澳門海關)

マカオ税関が取り締まり期間中に発見した未検疫食材(写真:澳門海關)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は4月26日、前月(3月)コタイ地区の統合型リゾート(IR)併設カジノ場内にある…
  2.  澳門海關(マカオ税関)は4月26日、世界知的所有権機関(WIPO)が制定した「世界知的財産の日(…
  3.  マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土では5月1日から5日までが5連休(「五・一」労働節ゴ…
  4.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は4月26日、今年第一四半期(2024年1〜3月期)の雇用…
  5.  マカオの公共路線バスで4月25日午前0時から中国本土版のアリペイ、香港版のアリペイ、マカオ以外の…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun