マカオの19年1〜8月累計カジノ税収 対前年1.5%増の約1兆円…歳入の87.2%占める=年度進捗率は77.9%

 マカオ政府財政局が9月12日付で公表した最新の財政収支データによれば、今年(2019年)1〜8月累計の歳入は前年の同じ時期から1.0%増の877億1540.8万マカオパタカ(日本円換算:約1兆1814億円)で、年度(1〜12月)予算執行率は74.8%だった。

 このうち、ゲーミング(カジノ)税収は1.5%増の764億7084.8万マカオパタカ(約1兆0230億円)で、年度予算執行率は77.9%。歳入に占めるゲーミング税の割合は87.2%。

 マカオにおけるゲーミング税の税率は、カジノの場合で売上のおよそ40%に設定されている。

 歳出は2.3%増の496億3148.8万マカオパタカ(約6685億円)で、年度予算執行率は50.0%にとどまった。投資計画分が対前年で大幅減となったためで、経常性費用に限ると11.1%増。

 財政収支は380億8392.0万マカオパタカ(約5129億円)の黒字で、前年同期から0.7%減。ただし、年度予算執行率は210.9%に達している。

大型カジノIR(統合型リゾート)が建ち並ぶマカオ・コタイ地区の風景(資料)=2018年2月ー本紙撮影

大型カジノIR(統合型リゾート)が建ち並ぶマカオ・コタイ地区の風景(資料)=2018年2月ー本紙撮影

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