長崎居留地男声合唱団の「歌うおじさん」一行がマカオ訪問…音楽通じた国際交流図る

 このほど、長崎居留地男声合唱団の選抜メンバー16人と指揮を務める原さとみさんら一行がマカオを訪れ、現地滞在中に様々なかたちで音楽を通じた国際交流を行った。

 長崎居留地男声合唱団は2007年の結成。2019年6月にユネスコ世界文化遺産リストに登録が決まった国宝の教会や中国由来の建造物が建ち並ぶ長崎市の居留地エリアが活動の本拠地で、「音楽を通したまちづくり 人と繋がる 世界へ繋がる」をテーマに活動している。

 11月12日、一行はコタイ地区の大型IR(統合型リゾート)ギャラクシーマカオ内にある高級リゾートホテル、JWマリオット・ホテル・マカオを訪問。同ホテルのロビーにある大階段で、マカオ政府観光局のマリア・エレナ・デ・セナ・フェルナンデス局長や居合わせた大勢のホテルゲストらを前におよそ30分間にわたって歌唱パフォーマンスを披露。明るく賑やかなおじさんたちの歌声がロビー全体を一体化させ、大きな喝采を浴びた。

 また、同日、子や孫の世代にあたるマカオ大学の学生コーラスメンバー40人との交流合唱にも出かけた。すぐに打ち解け、笑顔にあふれた時間となり、国や年齢の違いを超えて皆をハッピーにできる音楽の力を実感させられた。

 このほか、一行は世界遺産建造物が建ち並ぶマカオ半島の歴史市街地区を散策し、マカオと長崎の歴史、文化、食の共通項を見つけたり、マカオを五感で感じる町歩きを楽しんだ。

 今回の一行のマカオ旅の模様は、11月30日に長崎文化放送(NCC)の番組で放送を予定しているとのこと。

JWマリオット・ホテル・マカオのロビーで歌唱パフォーマンスを披露する長崎居留地男声合唱団=2019年11月12日本紙撮影

JWマリオット・ホテル・マカオのロビーで歌唱パフォーマンスを披露する長崎居留地男声合唱団=2019年11月12日本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ初となる本格的な軌道系大量輸送機関として、2019年12月にマカオLRT(Light Ra…
  2.  マカオの食品安全行政を管轄する市政署(IAM)は6月1日、同署が定例実施する食品に対する無作為検…
  3.  マカオ航空日本支社によれば、きょう(6月1日)から同社成田路線(マカオ出発便)のビジネスクラスで…
  4.  マカオ政府財政局(DSF)が6月1日に公表した最新統計によれば、今年(2023年)5月前半の住宅…
  5.  モータースポーツの祭典として国際的知名度も高いマカオグランプリをテーマにしたミュージアム、マカオ…

ピックアップ記事

  1.  マカオ・コタイ地区にあるIR(統合型リゾート)グランドリスボアパレスの運営会社SJMリゾーツは5…
  2.  マカオの統合型リゾート(IR)「ザ・ヴェネチアン・マカオ」運営会社は5月15日、東京発の国際的な…
  3.  仏ミシュラン社は4月26日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  4.  このほど、ユネスコ「世界の記憶(記憶遺産)」リストに「マカオ功徳林アーカイブと手稿(1645-1…
  5.  マカオで年に一度開催されるモータースポーツの祭典「マカオグランプリ」。1954年にスタートした歴…

イベントカレンダー

6月 2023
    1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30   
« 5月   7月 »

月刊マカオ新聞

2023年6月号
(vol.120)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る