中国人民銀行とマカオ金融管理局が通貨スワップ協定締結…300億人民元/350億マカオパタカ規模

 マカオ金融管理局は12月5日、中国国務院による認可を経て、中国中央銀行とマカオ金融管理局の間で同日、通貨スワップ協定を締結したと発表。

 両地における金融の安定を維持し、両地の間の経済・金融の発展をサポートすることが目的で、中国中央のマカオに対するオフショア人民元業務及び「中国とポルトガル語圏諸国の間の金融サービスプラットフォーム構築」支援を体現するものとした。

 協定の規模は300億人民元/350億マカオパタカ(日本円換算:約4740億円)で、有効期間は3年間。双方の同意により延長可能とのこと。

 マカオは1999年12月20日にポルトガルから中国へ返還されたが、法定通貨は返還後も独自のマカオパタカを維持している。マカオパタカは香港ドルとペッグ制を採用しており、香港ドルを通じて米ドルと為替連動している。

マカオ金融管理局ビル(資料)―本紙撮影

マカオ金融管理局ビル(資料)―本紙撮影

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