旅遊局、ロシア代表事務所開設—新興市場開拓へ

マカオ特別行政区政府旅遊局は19日、ロシアの首都モスクワにロシア代表事務所を開設したことを正式発表。現在、当地では旅行博覧会が開催中で、潜在需要の高いロシアにおいて、マカオと香港が連携して両地への旅行を宣伝活動を展開している。

旅遊局では過去数年にわたり、ロシアにおいてテストマーケティングを行ってきたという。ロシアは世界で最も海外旅行需要の潜在力が高いとされ、マカオにおいても新興市場の中で訪問客増が最も期待できる地域。

マカオとロシアの間では2012年10月から相互ビザ免除を実施しており、マカオ及び香港を訪れるロシア人旅客は増加傾向にあるという。マカオを訪れるロシア人旅客数は2004年以来上昇を続けており、昨年(2012年)は前年比62.6%増となるのべ26,844人だった。

旅遊局ではロシアの他、インド、タイなど、近隣アジア地域の新興市場でのPRも積極的に展開しており、マカオ訪問旅客の出身地多元化を図りたい考え。

記者発表を行う旅遊局文綺華局長(右)と、旅遊局駐ロシア事務所Dmitry Smirnov代表(左) (c) 旅遊局

記者発表を行う旅遊局文綺華局長(右)と、旅遊局駐ロシア事務所Dmitry Smirnov代表(左) (c) 旅遊局

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  2.  マカオ治安警察局は7月26日、マカオ警察総局による指揮の下、マカオの良好な治安環境の保護・維持を…
  3.  ユネスコのアジア太平洋地域世界遺産研修研究所は7月23日、第46回国連大会が開催中のインド・ニュ…
  4.  マカオ司法警察局は7月25日、マカオで覚醒剤の密売したとしてタンザニア人旅客の20代の男を逮捕し…
  5.  マカオ治安警察局は7月25日、カジノ施設が集積するマカオ半島新口岸地区にあるスーパーマーケットで…

ピックアップ記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun