マカオの銀行における国際業務割合下落続く…19年第4四半期

 マカオ金融管理局は2月27日、昨年第4四半期(2019年10〜12月)のマカオ国際性銀行業務統計を公表。

 昨年12月末におけるマカオの銀行システム総資産に占める国際資産の割合は昨年9月末から0.2ポイント下落の85.2%で、3四半期連続のマイナス。国際負債の割合は同0.1ポイント上昇の82.0%。

 外貨はマカオの国際銀行業務における主要取引単位となっている。昨年12月末における国際銀行資産と負債に占めるマカオパタカの割合はそれぞれ0.8%と0.6%。香港ドル、米ドル、人民元、その他外貨の国際資産に占める割合は38.2%、46.0%、9.6%、5.5%、国際負債に占める割合は42.5%、45.6%、7.0%、4.1%。

 昨年12月末におけるマカオの銀行の国際資産総額は、昨年9月末から2.4%、前年の同じ時期から12.7%のそれぞれ増となる1兆7173億マカオパタカ(日本円換算:約23兆6355億円)。このうち、対外資産は前年の同じ時期から14.9%増の1兆2929億マカオパタカ(約17兆7944億円)、マカオにおける外貨資産は6.4%増の4244億マカオパタカ(約5兆8411億円)。国際資産の主要構成要素である外地におけるノンバンクローンは10.5%増の5548億マカオパタカ(約7兆6358億円)。

 昨年12月末におけるマカオの銀行の国際負債総額は、昨年9月末から2.8%、前年の同じ時期から14.1%のそれぞれ増となる1兆6534億マカオパタカ(約22兆7605億円)。このうち、対外負債は前年の同じ時期から23.8%増となる8512億マカオパタカ(約11兆7175億円)、マカオにおける外貨負債は5.3%増の8023億マカオパタカ(約11兆0443億円)。マカオ居民(マカオ居留権保有者)及びマカオ特別行政区政府による各種外貨預金が国際負債の主要な構成要素となっており、昨年12月末における残高は前年の同じ時期から6.2%増の7066億マカオパタカ(約9兆7270億円)。

 マカオの国際銀行業務は主にアジア及びヨーロッパに分布している。昨年12月末におけるマカオの銀行システムの対外資産のうち、対中国本土及び香港の債権が占める割合が35.8%、30.5%を占め、ポルトガル及び英国は1.2%及び1.0%、ポルトガル語圏諸国及び「一帯一路」周辺国家が1.6%及び6.7%。対外負債全体に占める対香港及び中国本土の割合は44.7%及び22.3%、英国及びフランスが6.1%及び3.2%、ポルトガル語圏諸国及び「一帯一路」周辺国家が0.7%、13.4%。

 マカオ国際性銀行業務統計は国際決済銀行(BIS)が提唱する方法で作成されたもの。

マカオ金融管理局ビル(資料)―本紙撮影

マカオ金融管理局ビル(資料)―本紙撮影

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