マカオの高校が防疫措置講じた上で約3ヶ月ぶり再開…全教職員が新型コロナ検査で陰性=中学校は来週から

 昨今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行拡大を受け、マカオでも水際対策を強化するなどより厳格な防疫措置が講じられている。

 マカオにおける5月4日までの累計感染者数は45人で、内訳は輸入性症例が43人、輸入関連性症例が2人。これまでのところ市中感染例は確認されていない。直近の新規感染確認は4月8日のことで、実に26日連続で新規感染確認ゼロとなっており(輸入関連性症例に限ると37日連続ゼロ)、域内における状況は落ち着いているといえる。

 マカオでは、1月下旬の春節(旧正月)前に公立・私立の別なくすべての学校が休校となり、現在まで長期にわたって継続中。マカオ政府は「停課不停學(休校中も学習を止めない)」を掲げ、各学校がオンラインを活用した自宅学習支援を行っている。

 域内の状況が落ち着いたことを受け、幼稚園から高中(日本における高校に相当)までの教育行政を管轄する教育青年局(DSEJ)は4月9日、高中を5月4日、初中(中学校)を5月11日から防疫措置を講じた上でそれぞれ再開、小学校、幼稚園、特殊教育校については今後の状況の推移をみた上であらためて判断すると発表していた。

マカオの高中再開初日の教室の様子=2020年5月4日(DSEJ)

 DSEJによれば、高中の生徒数は約1万3000人とのこと。再開初日となった5月4日に同局が各学校を巡回したところ、いずれも事前準備をしっかり整えており、スムーズだったとした。

 各学校では、登校口に消毒マットを敷き、生徒は健康申告書(発熱や呼吸器系症状の有無などの確認)を提示した上、検温と両手の消毒が行われる。登校口でのチェックや教室間移動の際は適切な距離を保つことが求められ、登下校時、校内でもマスク着用を必須とするなどの防疫措置が講じられる。

 また、事前にマカオ在住の教職員全員とマカオに隣接する中国広東省珠海市在住で越境通勤、通学する教職員と生徒に対する新型コロナウイルス核酸検査(NAT=Nucleic Acid Test)が実施され、結果は全員が陰性だった。11日に再開する初中についても同様の措置が講じられる。

 マカオの学校は9月スタートのセメスター制(前期・後期制)で、現在は後期の途中にあたり、学年末の7月まで3ヶ月弱を残す。進級の大きな判断材料となる学年末考査は通常通り実施される予定。

マカオの高中の登校口での検温の様子=2020年5月4日(DSEJ)

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