マカオ国際観光(産業)エキスポ、オンライン出展を初導入…11月6〜8日開催、会場ブース出展は中国本土と地元が主

 マカオで年に一度開催される大規模国際旅行博「マカオ国際観光(産業)エキスポ(略称:MITE)。今年(2020)年の第8回は当初4月開催の予定だったが、コロナ禍で延期を余儀なくされ、11月6〜8日に変更となった。

 会場はコタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)ザ・ヴェネチアン・マカオ併設コタイ・エキスポのホールD・Eで変わらず。

 主催のマカオ政府旅遊局(MGTO)は10月28日、第8回MITEの開催概要を発表。会場には標準ブース換算で660枠を用意しているが、27日までに決定したのは350枠で、主に中国本土と地元マカオの出展者とのこと。会場内にはマカオの特色あるショップを集めたコーナーも設置するという。

 マカオでは、新型コロナ防疫対策の一環としての厳格な水際措置は現在も維持されている。目下、マカオと中国本土については、条件付きで隔離検疫なしでの相互往来が可能となっているが、香港と台湾との往来は2週間の隔離検疫が必要で、外国人はマカオ入境不可となっている。

 こういった状況の中、MITEでは今回初めてオンライン出展を導入するとしている。出展者とバイヤーはオンラインを通じてプロモーションや商談を行い、海外の複数の国と地域から50の出展者がオンライン参加意向を示しているとのこと。日本関連でもオンライン出展を予定しているところがあるという。

 また、防疫対策として、マスクの着用、検温、健康コード(衛生当局の特設サイトで直近の滞在歴、新型コロナ患者との接触歴の有無、発熱や咳といった症状の有無、連絡先を入力して生成されるQRコード)の提示を求めるなどのほか、混雑を避けるため、入場にあたっての事前予約を導入するとした。

第8回マカオ国際観光(産業)エキスポ(MITE)開催概要発表会の様子=2020年10月28日(写真:MGTO)

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