マカオカジノIR運営大手サンズチャイナ、地元学生向け奨学金として約1320万円寄付=14年連続実施、累計1300人超が受給

 マカオでヴェネチアンマカオ、サンズマカオなど複数の大型カジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナは11月11日、マカオの6つの高等教育機関に通う地元学生を対象とした奨学金、フェローシップとして100万マカオパタカ(日本円換算:約1320万円)を寄付したと発表。

 今回の奨学金、フェローシップの受給対象者は108名で、各教育機関が過去1年間の成績及び経済状況などを勘案した上で選定するとのこと。

 サンズチャイナの王英偉(ウィルフレッド・ウォン)社長(写真右から2人目)は11月4日に小切手授与セレモニーにおいて、長年にわたり地元の学生の教育と育成を重視しており、毎年の奨学金の寄付を通じて還元を実現するとともに、マカオ政府が掲げる「人材がマカオを築く」という方針へ積極的に関与し、マカオの将来のを担う若者の育成に貢献しているとコメント。同社は2006年から14年連続で奨学金の寄付を続けており、これまでの寄付総額は1140万マカオパタカ(約1億5044万円)超、受給者は1300人超に上るとした。

サンズチャイナから地元高等教育機関への小切手授与セレモニーの様子=2020年11月4日(写真:Sands China Limited)

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