香港、4/2の新型コロナ新規感染確認数19人…市中感染7人中感染経路不明は1人

 人口約750万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いている。

 香港政府の発表によれば、4月2日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は前日から6人増の19人とのこと。このうち12人が海外からの入境者で、輸入性のもの。市中感染は7人で、感染経路不明は1人にとどまった。

 感染経路不明の1人は東九龍の大牛湖エリアに住む男性(23)で、3月29日に体調不良を感じ、翌30日にウイルス検査を受診したとのこと。患者は3月17日に香港島西区にある中山紀念公園で友人らとサッカーをしたといい、同じフィールドにいた全員が検疫対象とされた。また、患者が東九龍の将軍澳エリアにあるショッピングモール「新都城中心(2期)」に入居する複数の飲食店を訪れていたことから、香港衛生当局は3月19日以降に同モール内に2時間以上滞在した人に対してウイルス検査を受ける必要があるとした。

 香港における過去14日間累計の新規感染確認は130人で、その約36.9%を占める市中感染48人のうち感染経路不明は15人。ここまでの累計感染確認数は1万1500人、退院者数は1万1121人、死者数は205人。 

 なお、近日の輸入性事案のほとんどがフィリピンからの入境者とのこと。香港における変異種ウイルス「N501Y」感染確認者数は158人おり、最多がフィリピン、次いでパキスタンからの入境者という。

 香港では第4波下、流行状況が落ち着いた状況でホリデーシーズンを迎えた後にリバウンドが繰り返し発生している。目下、イースターホリデーの真っ只中で、連休明けに再びリバウンドするか、終息に向かうかに注目が集まっている。

香港の町並み(資料)—本紙撮影

香港の町並み(資料)—本紙撮影

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