中国広東省の新型コロナ市中感染確認者の密接接触者がマカオに入境…ホテルで発見、隔離検疫へ

 マカオ政府新型コロナウイルス感染症対策センターは5月25日夜、中国広東省茂名市における市中感染確認者の密接接触者1人をマカオに入境したことがわかり、すでに発見して隔離検疫措置を講じたと発表。

 同センターによれば、25日午後に広東省衛生健康委員会からマカオ政府衛生局へ隔離検疫措置を講じる必要のある密接接触者で中国本土居民の男性(28)がマカオにいるとの追跡情報がもたらされたとのこと。この密接接触者は5月21日、茂名から広州へ向かう際、後に感染確認された人(無症状)と同じ車両に乗り合わせていたという。

 情報提供を受け、マカオ政府衛生局が即刻調査に着手。この男性が25日未明に横琴イミグレーションから単独でマカオ入りした後、コタイ地区にあるザ・ロンドナー・マカオ・ホテルに滞在していることを突き止めたとのこと。25日午後、男性はPCR検査のため医療機関へ搬送され、検査は結果は陰性。その後は隔離検疫のためコロアン島にある高頂公共衛生臨床センターへ移送された。

 この男性はマカオ滞在中の大半をホテル客室内で過ごしており、朝食のためホテル内にあるレストランへ出かけたほか、外出はしていないという。マカオ政府衛生局では、PCR検査結果も陰性であり、マカオに及ぼすリスクは高くないとした。

 マカオと中国本土の間では往来制限の緩和が進んでおり、すでに新型コロナPCR検査の陰性証明提示などの条件をクリアすれば隔離検疫なしでの往来が可能となっている。

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

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