人口約750万人の香港では、昨年（2020年）11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いている。

　香港政府の発表によれば、5月26日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は前日から1人減の1人とのこと。唯一の確認例は輸入性（海外からの入境者）で、市中感染例は4日ぶりにゼロとなった。

　輸入性の1人はアラブ首長国連邦（UAE）から入境した女性（27）で、空路香港へ到着した後に受検したウイルス検査結果が陽性で、N501Y変異株ウイルス感染という。

　このほか、翌日以降に感染確認となる可能性が高い陽性予備群（初歩感染確認者）については5人以下とのこと。

　香港における過去14日間累計の新規感染確認は24人で、その33%を占める市中感染8人のうち感染経路不明は5人。ここまでの累計感染確認数は1万1837人（擬似事案1人含む）。

香港の町並み（資料）—本紙撮影