マカオ、10月25日から学校再開へ…約1ヶ月ぶり

 マカオ政府教育・青年発展局は10月21日午前、同月25日からの学校再開を発表した。

 マカオでは、新型コロナ市中感染確認例の出現を受け、防疫措置の一環として9月25日から休校措置が講じられていた。その後、一旦は10月4日から再開するとしていたが、当日朝に新たな市中感染確認例が出現したため、急きょ再開延期に。今回、約1ヶ月ぶりの再開となる。休校期間中は、オンライン形式のリモート授業などで学習機会が提供されてきた。

 マカオでは、20日まで11日連続市中感染確認例ゼロを維持している。直近の患者は隔離検疫期間中に感染確認されたもので、市中で発見された事案に限ると、すでに潜伏期間とされる14日以上前となる。9月下旬、10月上旬には全市民対象、今週には重点区域の住民を対象としたPCR検査が実施され、いずれも結果は全員陽性だった。落ち着いた状況が続く中、水際措置及び域内における防疫措置についても段階的に緩和され、正常化が進んでいる。

 なお、マカオの学校は新型コロナ流行初期にあたる昨年1月下旬から5月初旬にかけても長期休校となっていた。

マカオで10月初旬に実施された全市民を対象としたPCR検査のイメージ(写真:GCS)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  2.  マカオ治安警察局は7月26日、マカオ警察総局による指揮の下、マカオの良好な治安環境の保護・維持を…
  3.  ユネスコのアジア太平洋地域世界遺産研修研究所は7月23日、第46回国連大会が開催中のインド・ニュ…
  4.  マカオ司法警察局は7月25日、マカオで覚醒剤の密売したとしてタンザニア人旅客の20代の男を逮捕し…
  5.  マカオ治安警察局は7月25日、カジノ施設が集積するマカオ半島新口岸地区にあるスーパーマーケットで…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun