マカオ衛生当局が「水ぼうそう」症例増で住民に予防対策呼びかけ

 マカオ政府衛生局は5月6日、近ごろマカオで水痘ウイルスが活発化しているとし、住民に対して水痘(水ぼうそう)に対する予防策を講じる呼びかけた。

 水痘は水痘ウイルスの感染による感染症で、マカオにおいては感染症予防法及び義務的感染症届出メカニズムの規定に基づき届出義務を有する感染症のひとつとなっている。

 同局によれば、マカオの届出義務感染症モニタリングデータで、水痘症例が4月6日以降に週平均12例、前週は23例に上り、前年同時期(10例)を上回っているとのこと。

 年初から5月6日までの水痘症例は195例で、前年同時期(105例)を上回って推移。4分の3が児童で、このうち8〜17歳が65.1%を占め、7歳以下は6.1%で、これまでのところ重症化や死亡例は出現していないとした。

 なお、近日マカオ半島にある中学校で21人が集団感染する事案が発生。大半がワクチンを1回接種していたことがわかり、症状が軽かったことなどからいわゆる突破性感染によるものとの見方を示した。

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

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