マカオ、消費者物価指数が3ヶ月連続上昇=2021年9月
- 2021/10/23 12:54
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局が10月22日に公表した資料によれば、今年(2021年)9月の総合消費者物価指数(2018年4月〜2019年3月=100)は102.81で、前年同月から0.83%上昇。3ヶ月連続で上昇となった。
同局では、前年同月比での主な上昇要因として、外食、航空券、ガソリン、LPガス、電力の価格及びホームヘルパー報酬の値上がりを挙げ、住宅家賃、豚肉小売価格の下落が一部を相殺したとのこと。
分類別では、交通(+7.51%)と家庭用設備・サービス(+5.12%)の指数が上昇、通信(-3.72%)、衣類・履物(-2.76%)は下落。
今年9月の総合消費者物価指数は前月から0.20%上昇。ホームヘルパー報酬の上昇により家庭用設備・サービスの価格指数が1.50%上昇。学校新学期の学費、航空券とガソリン小売価格の上昇で、教育と交通の価格指数もそれぞれ1.16%、0.63%上昇。外食、野菜、海鮮価格の上昇により、食品・ノンアルコール飲料の価格指数についても0.13%上昇。一方、酒・たばこ、衣類・履物の価格指数はそれぞれ0.61%、0.23%下落。
今年9月までの直近12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、前の12ヶ月から0.44%下落。分類別では、通信(-8.27%)、レジャー・文化(-7.77%)の指数下落が目立った。
今年第3四半期の総合消費者物価平均指数は102.65で、前年同時期から0.54%上昇。今年1〜9月の総合消費者物価平均指数は前年同時期から0.31%下落。

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影