マカオ、単日インバウンド旅客数3万人台回復

 マカオ政府旅遊局(MGTO)は11月1日、近日マカオのインバウンド旅客数は上昇に転じており、10月29日(金曜日)には9月25日に新型コロナ防疫措置が引き締めとなって以降の最多となる延べ3万0512人を記録したと発表。

 10月30日(土曜日)についても2万9990人だったとのこと。

 マカオでは、9月下旬と10月初旬に新型コロナの市中感染確認例が相次ぎ出現。感染力の強いデルタ株だったことから、水際措置及び域内における防疫措置の強化、二度にわたる全市民対象のPCR検査実施などの対策が講じられた。全市民対象のPCR検査結果は全員陰性で、市中における伝播がなかったことがわかり、最後の市中感染確認から約4週間を経た現時点まで新たな感染確認例は出現していない。マカオにおける状況が落ち着いたことを受けて、各種防疫措置についても段階的に緩和も進んだ。10月19日から中国本土との隔離検疫免除での往来も再開となり、インバウンド旅客が戻るきっかけとなっている。

 MGTOでは、インバウンド旅客が回復した理由について、水際措置の緩和のほか、同局による積極的なプロモーションの効果があったとし、今後も主に中国本土市場を対象にオンラインを活用して安全で旅行に適したデスティネーションとしてのマカオ情報の発信を継続していくとのこと。

インバンド旅客数の回復が続くマカオ(資料)=世界遺産・聖ポール天主堂跡前(写真:MGTO)

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