香港系シネコン「エンペラー・シネマズ」がマカオ上陸…「IMAXレーザー」含む9スクリーン計約1200席規模

 香港系の大手シネコン「エンペラー・シネマズ(英皇戲院/Emperor Cinemas)」がマカオ初上陸を果たした。

 進出場所はコタイ地区に今夏オープンしたばかりの複合リゾート施設「リスボエタ・マカオ(澳門葡京人/Lisboeta Macau)」内で、11月からテストオープン中。このほど、目玉施設となる「IMAXレーザー」を採用シアターが稼働を開始したことを受け、12月9日にプレス向けの体験会が行われた。

 マカオ・エンペラー・シネマズの規模は、9スクリーン計1241席。このうち、IMAXレーザーは466席。IMAXレーザーはマカオ初登場で、スクリーンサイズ(幅23メートル、高さ12メートル)は香港・マカオ地区最大とのこと。従来のIMAXとの違いとして、4Kレーザー投影システムと12ch没入型サラウンドシステムの採用によって超高解像度映像と高密度サウンドを実現し、より臨場感が増大した点が挙げられる。

 さらに、米MediaMotion社が開発した体感型の4Dシアターシステム「MX4D」のシアターも入り、こちらもマカオ初登場。座席数は100席。

 2Dシアターも含めて全館でハイクオリティな投影、音響システムを導入しており、うち6スクリーンについてはマカオで唯一「ドルビーアトモス」を採用しているという。

マカオ初登場となる「IMAXレーザー」採用シアター=マカオ・エンペラー・シネマズ(写真:Emperor Cinemas)


マカオ・エンペラー・シネマズのロビー(写真:Emperor Cinemas)

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