マカオ、2021年通期の総体住宅価格指数は対前年0.1%下落

 マカオ政府統計調査局は2月8日、昨年(2021年)10〜12月期の住宅価格指数を公表。総体住宅価格指数は267.6で、前回調査(昨年9〜11月期)から0.3%の上昇だった。エリア別ではマカオ半島が0.3%上昇の267.2、タイパ島・コロアン島が0.5%上昇の269.4。

 ストック物件(中古)の価格指数は0.2%下落の286.1。エリア別にみると、マカオ半島が0.1%下落の277.8、タイパ・コロアン島が0.5%下落の319.6。築年数別では、6〜10年が2.8%下落、11〜20年についても1.5%下落。未完成物件(プレビルド)は2.8%上昇の315.8。実用面積別では、100平米以上と50〜74.9平米が1.5%、0.2%のそれぞれ下落、50平米以下と75〜99.9平米は各0.7%の上昇だった。

 昨年第4四半期の総体住宅価格指数は同年第3四半期から0.6%下落で、ストック物件価格指数が1.4%下落、プレビルド価格指数は7.2%上昇。昨年通期の総体住宅価格指数は前年から0.1%下落

 住宅価格指数は2011年を基準とし、住宅売買・移転にかかる不動産印紙税資料をもとに算出されたもの。

 マカオでは2020年1月下旬以降、厳格な入境制限を含む新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防疫対策が講じられた。インバウンド依存度の高い業種を中心に大打撃を受ける中、住宅不動産市場に関しては比較的堅調に推移している。

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2020年7月本紙撮影

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