香港の新型コロナ新規感染者数413人、5日連続500人以下…中国本土からの医療支援隊が撤収へ=4/28

 人口約740万人の香港では、昨年(2021年)12月末から新型コロナウイルス感染症の流行「第5波」が続く。

 2月から3月にかけて、オミクロン変異株亜種BA.2(いわゆる「ステルスオミクロン」)による伝播が主となり、市中における新規感染確認数が急増し、医療崩壊に直面するなど深刻な状況となった。3月下旬以降は緩やかな下落傾向を維持している。

 香港衛生当局が4月28日夕方の記者会見で発表した内容によれば、同日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は前日から17人減の413人(輸入性24人含む)とのこと。内訳はPCR検査経由が206人、迅速抗原検査経由が207人。2日ぶりに下落、5日連続で500人以下を維持した。第5波開始以来の累計感染者数は119万0850人。

 新たに医管局から報告された死亡者数は5人で、第5波開始以来の累計死亡者数は9074人に。

 香港では、イースター連休明けの4月19日から小学校の対面授業が再開(毎朝登校前に迅速抗原検査を実施し、結果が陰性の場合に限り登校できるルール)、21日からはソーシャルディスタンス措置が一部緩和(バーを除く飲食店の夕食時間帯の営業解禁、同卓制限の緩和、映画館・テーマパーク等の再開、集団制限措置の緩和ほか)となったが、その後も目立ったリバウンドは出現していない。

 ピーク時期には医療崩壊も現実のものとなり、過去2ヶ月間で400人を超える中国本土からの医療支援隊が香港入りしていた。28日の記者会見において、香港の流行状況が落ち着きつつある中、医療支援隊が順次撤収予定であることが明らかにされた。公立病院における新型コロナ患者の入院数も現状しており、換気扇を増設するなどしてコロナ対応した病室の一部について、設備を維持したまま一般病室に戻しているとのこと。

 香港の4月27日午後8時時点のワクチン接種率は93.1%(1回目の接種完了)、87.5%(2回目の接種完了)となっている(※新たに接種対象となった3〜11歳は含まず)。3〜11歳の1回目接種率は66.6%。接種率は昨年後半にかけて伸び悩んでいたが、流行第5波の深刻化、防疫措置の一環としてワクチンパス(所定施設入場時にワクチン接種証明の提示を要する措置)の導入計画発表などを受けて、年初から一気に上昇。ただし、近日は再び頭打ち状態に。27日単日の接種回数(1〜3回目の接種合計)は1万9794回で、7日移動平均は2万2157回。年齢層別の接種率では、新たに接種対象となった3〜11歳のほか、70〜79歳(83.7%)と80歳以上(62.6%)が大きく平均を下回っており、接種率向上策が講じられている。当局は、4月末までに高齢者の接種率9割を達成することを目標として掲げ、訪問接種サービスを展開するなどの接種率向上策を講じているものの、直近のペースでは達成は困難な模様。

香港のイメージ=香港島・中環にて本紙撮影

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