マカオ市中で新型コロナ陽性者の出現続く…累計36人に=全市民PCR検査で発見に至ったケースも

 マカオでは、約8ヶ月にわたって新型コロナの市中感染確認例ゼロを維持していたが、6月18日深夜以降、新たな陽性者の出現が続いている。

 マカオ政府は6月20日午後5時(現地時間、以下同)に特別会見を開き、最新情報を発表した。

 同日午後4時までに見つかった陽性者は累計36人となり、同日午前9時時点から2人増。内訳は女性が25人、男性が11人で、年齢は8ヶ月〜89歳。このうち10人が症状あり、26人が無症状。依然として感染源は明らかになっていない。

 36人は2つのグループに大別される。第1グループは23人で、マカオ半島の新橋エリアにあるアパート「艷麗大廈」の同じ部屋に居住する海外労働者(すべてミャンマー国籍)13人と関連がある人たち(勤務先レストランの同僚、客、同じアパートの同一階隣室の住民)。第2グループは13人で、コロアン島にある矯正施設に勤務する1人の一家3人と同僚1人、さらには関連がある人たち(同じマンションの隣室の住民、病院の待合室で居合わせた子供など)。

 疫学調査によって、両グループの間に接点があることも判明。第2グループのうち1人(珠海市とマカオの間を毎日往来する越境通勤者)がマカオ半島北部にある義字街の焼味店に勤務しており、20日に広東省珠海市で感染確認された。第1グループの海外労働者のうち1人がこの焼味店付近を通りがかることがよくあったという。どちらが先に感染していたかについては、はっきりしていないとのこと。また、この焼味店の近くにあるフルーツ屋台の店主が矯正施設勤務者の家族だった。

 すでに一部の陽性者の行動履歴も公表されている。

 疫学調査で追跡対象となった接触者は946人に(付き添い含む)。第2グループの矯正施設勤務者の妻が小学校教諭、娘が幼稚園に通っていることから、接触者の数が一層増える模様。

 目下、マカオ半島で7ヶ所、タイパ島で1ヶ所の計8ヶ所(ビル及び店舗)が局地ロックダウンの対象となっている。

 マカオでは6月19日正午から全市民PCR検査によるスクリーニングが実施されている。20日午前9時以降に新たに見つかった2人はスクリーニングで見つかったケースとのこと。20日午後4時までに対象人口の67%にあたる約46万人分の検体を採取済みとのこと。検査終了目標は21日正午。

 このほか、コロナ患者を収容する臨時の医療施設とホテルの準備も進められており、前者が21日、後者が20日夜にも供用開始できる見通しという。

 参考までに、マカオの人口は約68万人だが、人口密度は1平方キロあたり2万人超となっており、香港や東京を大きく上回る。

陽性者の出現により局地ロックダウン対象となったマカオ半島新橋エリアにあるアパートの消毒作業の様子=2022年6月19日(写真:マカオ市政署)

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