中国本土の新型コロナ新規市中感染者数は2005人…3日連続4桁、海南省三亜市が6割=8/12

 中国本土では、比較的早い時期に新型コロナの封じ込めに成功し、以降は全国的には安定した状況となり、散発的な市中感染確認例が度々出現する程度だったが、今年(2022年)に入って以降はオミクロン変異株の流入を受け、上海や北京など一部地域で比較的大規模な再流行が発生した。

 中国の国家衛生健康委員会(NHC)が8月13日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月12日の中国本土における新規市中感染確認者数は646人(前日から2人減)だったとのこと。内訳は海南省594人、広東省12人、江西省9人、浙江省7人、四川省5人、重慶市4人、チベット自治区4人、内モンゴル自治区2人、福建省2人、青海省2人、新疆ウイグル自治区2人、上海市1人、江蘇省1人、広西チワン族自治区1人。このうち浙江省の5人、海南省の5人、広東省の2人、新疆ウイグル自治区の2人、広西チワン族自治区の1人、重慶市の1人の計16人が無症状から感染確認へ転じた事案。中国本土で市中感染確認例が出現するのは301日連続で、9日連続3桁となった。

 市中の無症状感染例は1359人(前日から156人増)。内訳は海南省832人、新疆ウイグル自治区334人、新疆生産建設兵団50人、浙江省37人、江西省28人、チベット自治区28人、広東省11人、湖北省9人、内モンゴル自治区7人、甘粛省5人、広西チワン族自治区4人、上海市3人、重慶市3人、四川省3人、青海省3人、安徽省1人、陝西省1人。

 無症状を含む新規感染者数は2005人で、2日ぶり増、3日連続4桁に。

 8月12日24時時点の中国本土で治療中を受けている感染確認者数は4668人(うち輸入性が648人)で、重症者は8人(輸入性2人)。無症状の患者8064人(輸入性709人)が医学観察下にあるとのこと。

 省区市別で最多となったのは海南省の1426人。同省では8月1日から三亜市を中心にオミクロンBA.5.1.3流行が続いている。三亜市の12日の感染者数は1232人で、12日の中国本土の新規感染者数全体の約6割を占めた。同市の今回の流行の累計感染者数は5459人に上る。当地はリゾートデスティネーションとして知られ、数万人の旅客が滞留を余儀なくされたが、徐々に島を離れる手配が進んでいるという。

 香港・マカオに隣接する広東省では、しばらく落ち着いた状況が続いた後、8月5日以降8日連続で2桁の感染例が出現。12日の新規感染者数は23人で、うち19人が湛江市から報告されたケース。同市では省外から流入したオミクロンBA.5.1.3とBA5.2派生型の2つの伝播チェーンが存在するとされる。残りは深圳市と東莞市から。

 また、新疆ウイグル自治区でもこのところ連日多くの感染者が出現。自治区当局は、今回の流行は自治区内の多くの自治体に広がっており、依然として各地から新規感染例が報告されている状況とした。

 他にも各地で再流行が散発しており、ウイルス型もさまざま。

 中国本土の状況は総じて落ち着いている一方で、香港ではソーシャルディスタンス措置の第二次緩和後に市中感染確認数の緩やかなリバウンドが続き、直近では4〜5千前後(輸入性含む)となっている。マカオでは6月中旬から市中でオミクロンBA.5.1の流行が続き、累計1800人超に達した。ただし、全市民を対象とした高頻度のPCR検査及び迅速抗原検査によるスクリーニングと準ロックダウンともいえる厳格な防疫措置を講じて対応した結果、8月1日までにゼロコロナ状態を実現。以降は落ち着いた状態を維持している。

中国・北京(資料写真)—本紙撮影

中国・北京(資料写真)—本紙撮影

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