香港、入境時の隔離検疫が不要に…中国本土とマカオからの隔離検疫免除枠も上限数撤廃

 香港特別行政区の李家超行政長官は9月22日午後に会見を開き、水際措置の緩和を発表した。

 現状、海外または台湾から香港国際空港への到着者については「3+4」と呼ばれる水際措置が講じられ、3日間の指定ホテルでの隔離検疫(外出不可)と検疫期間満了後4日間の医学観察(外出可能だが指定日にPCR検査を受検)が求められるが、9月26日から「0+3」に変更され、隔離検疫が不要となる。

 また、香港へ向かう航空機出発時刻から48時間以内のPCR検査陰性証明の提示要件についても、同じタイミングで24時間以内の迅速抗原検査陰性結果に改められ、新型コロナワクチン接種証明提示要件撤廃される。

 香港国際空港到着後の流れとして、空港内でPCR検査を受検する必要はあるが、結果が出るのを待たずに自宅やホテルに移動することができ、公共交通機関の利用も可能とのこと。空港内で受検したPCR検査結果が陰性と判明した後、3日間(到着日=1日目、到着翌日=2日目、到着翌々日=3日目)の「黄色」健康コードが発行され、この期間中はレストランやバーといった制限のある場所に立ち入ることはできないが、例えば3日目に前日受検したPCR検査結果が陰性だった場合、「青色」健康コードが発行され、制限解除となるという。

 このほか、中国本土及びマカオから隔離検疫免除で香港へ入境できる「Come2HK」と「Return2HK」スキームについて、現状では1日あたりの上限数が設定されているが、9月26日からこれらの上限を撤廃することも発表された。

 人口約730万人の香港では、昨年(2021年)12月末から新型コロナウイルス感染症の流行「第5波」が続くが、政府は民生、経済活動、香港の競争力、入境利便性等を考慮して今回の水際措置緩和を決定したと説明している。

 香港と同じく中国の特別行政区となっているマカオについては、中国本土に倣って7日間の隔離検疫が必要。ただし、中国本土との間では隔離検疫免除での相互往来が実現している。

 中国本土、香港、マカオの間で隔離検疫免除での三角往来の実現に向けた協議が行われていた時期もあったが、香港から中国本土及びマカオへの移動については、今後もしばらく隔離検疫を要する状況が続きそうだ。

香港国際空港(資料)-本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ保安庁は2月29日に会見を開き、昨年(2023年)の犯罪統計及び法執行状況に関する総括レビ…
  2.  マカオ政府衛生局(SSM)は2月28日、公立総合病院の仁伯爵綜合醫院(通称:山頂醫院)からクロイ…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  マカオ政府とカジノ運営コンセッションを結ぶ6陣営の一角、ギャラクシーエンターテイメントグループ(…
  5.  マカオ金融管理局は2月23日、昨年(2023年)のマカオ特別行政区の財政準備運用状況を公表。 …

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  マカオ国際空港を拠点とするマカオ航空(NX)によれば、2024年1月31日までの期間限定で成田・…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  日本の女性アイドルグループ「高嶺のなでしこ」が2月1日にマカオ・コタイ地区にあるロンドナーシアタ…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年3月号
(vol.129)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun