マカオ、松山歩行者用トンネル含むバイパスルートが10月1日から利用可能に

 マカオ市政署(IAM)は9月23日、先に竣工したマカオ半島新口岸地区と高士徳地区一帯を繋ぐ歩行者用のバイパスルートにあたる「環松山歩行系統設計建設工程」について、10月1日に利用開始を予定していることを明らかにした。

 バイパスルートは、松山歩行者トンネル及び連絡歩道橋等で構成され、移動距離は従来ルートの1.1kmに対し、新ルートでは400mに大幅短縮となる。

 トンネルの出入口は新口岸地区側がカーザレアルホテル/Caltexガソリンスタンド前、高士徳地区側が二龍頭公園にあり、トンネル内には動く歩道、また松山のトレッキングコースとの間にエレベーターも設置される。

松山歩行者用トンネルの高士徳地区側の入口(写真:IAM)

 ローカルにとっては住宅密集地とビジネス街が繋がることによる通勤利便性、観光客にとっては世界遺産・ギア要塞とのアクセス向上が期待される。

 このほど賀一誠行政長官、張永春行政法務長官、ライムンド・ロザリオ運輸工務長官らが視察に訪れ、行政長官は安全かつ便利な移動手段が実現し、多くの市民がメリットを享受できるとコメントした。

松山歩行者用トンネルを視察する賀一誠行政長官(前列左2)ら(写真:IAM)

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