マカオ金融管理局、基準金利を4.25%に引き上げ

 マカオ金融管理局(AMCM)は11月3日午前、政策金利にあたる基準金利を75ベーシスポイント引き上げ、4.25%としたことを発表。

 今回の基準金利引き上げは、米国連邦準備理事会(FRB)が米国時間11月2日に0.75%の利上げを決めたことによる。短期金利の指標とされるフェデラルファンド金利の誘導目標は3.75〜4%に。

 香港ドルは米ドルとベッグ制(固定相場制)を採用しており、香港金融管理局が香港時間の11日朝に基準金利を75ベーシスポイント引き上げることを発表。マカオ金融管理局では、マカオパタカは香港ドルとのペッグ制を採用していることから、両地の基準金利が一致することが必須であるとして、香港に追随したと説明している。

 マカオの基準金利引き上げは年内6回目で、前回は今年9月22日。直近4回連続0.75%ずつの大幅利上げとなっている。

マカオ金融管理局ビル(資料)=2020年7月本紙撮影

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