マカオ、2022年3QのMICEイベント参加・入場者数が対前年5割増に

 マカオ政府統計調査局は11月25日、今年第3四半期(2022年7〜9月)にマカオで開催されたMICE(会議・研修、インセンティブ活動、国際・学術会議、エキジビション)に関する統計を公表。

 今年第3四半期のMICE開催件数は前年同時期から1件減の70件、参加・入場者数については50.8%増の34.1万人(延べ、以下同)だった。

 コンベンション(会議)の開催件数は横ばいの57件、参加者数は3.5%減の6097人。平均開催期間は0.1日短い0.9日、使用会場総面積は5.9%増の3.9万平米。

 エキジビション開催件数は1件減の12件。入場観衆数は52.5%増の33.4万人で、2万人以上の観衆が入場したエキジビションが増えたことによる。民間主催のエキジビションは横ばいの11件で、入場観衆数は53.0%増の31.1万人。平均開催期間は0.3日長い3.3日、使用会場総面積は0.1%減の6.7万平米。

 インセンティブ活動の開催件数は1件で、参加者数は174人。

 今年第3四半期に開催されたエキジビション主催者の収入は6.6%減の1033万パタカ(日本円換算:約1億7861万円)、支出は6.0%増の3826万パタカ(約6億6153万円)。11件の民間主催のエキジビションに限ると、収入は8.5%減の909万パタカ(約1億5717万円)、支出は13.7%減の1134万パタカ(約1億9607万円)となり、ブース賃料と政府及びその他機関による補助金が収入のそれぞれ74.0%、26.0%を占め、支出の44.7%が設営費だった。収入から支出と政府及びその他機関による補助を除いた収支は461万パタカ(約7971万円)のマイナス。

 エキジビション出展者数は1336、プロフェショナル観衆数は3826人。613の出展者から回答を得たアンケート調査結果によれば、収入の94.8%が商品販売によるもので、支出の44.7%をブース賃料、37.3%をブース設営費が占めたという。

 今年1〜3四半期累計のMICE開催件数は前年同時期から28件減の258件、参加・入場者数は18.9%増の81.2万人。コンベンション開催件数は32件減の214件、参加者数は19.6%減の2.3万人。エキジビションは1件増の36件、入場観衆数は20.7%増の78.6万人。インセンティブ活動は3件増の8件、参加者数は9.9%減の1714人。エキジビション主催者の収入は1.3%増の2750万パタカ(約4億7548万円)、支出は5.7%増の5353万パタカ(約9億2555万円)。民間主催のエキジビションは35件で、収入は0.9%増の2626万パタカ(約4億5404円)、支出は3.9%減の2661万パタカ(約4億6010万円)。政府及びその他機関による補助を除いた収支は536万パタカ(約9268万円)のマイナス。

 マカオでは中国本土に倣ってゼロコロナ政策が堅持されており、外からの流入防止を目的とした厳格な水際措置、また域内においても拡散防止措置が講じられている状況。マカオ及び中国本土における流行状況の変化に応じて防疫措置の引き締め、緩和が繰り返される中、延期や中止も相次ぐなど、MICE業界は苦戦を余儀なくされている。

マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み(資料)=2020年4月本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ金融管理局が1月15日に公表した昨年(2025年)11月の住宅及び商業物件向けローン関連統…
  2.  澳門海關(マカオ税関)は1月14日、「水客」と呼ばれる違法な越境運搬(いわゆる”運び屋”行為)の…
  3.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)ギャラクシーマカオに併設するギャラクシーインターナ…
  4.  香港空港管理局は1月15日、香港国際空港の昨年(2025年)通期及び12月単月の運営実績を発表。…
  5.  このほどマカオ金融管理局が公表したマカオの銀行業に関する統計資料によれば、昨年(2025年)11…

ピックアップ記事

  1.  マカオ特別行政区政府は11月20日、マカオ立法会に「2026年度財政年度予算案」法案を提出した。…
  2.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオ治安警察局は1月4日、昨年(2025年)通期の各種出入境関連統計の速報値を発表。  …
  5.  マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)は1月1日、昨年(2025年)12月の月次及び年間のカジノ売…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2026年1月号
(vol.151)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun