香港〜マカオ・珠海間の港珠澳大橋シャトルバスが終夜運転再開を発表

マカオでは、昨年12月初旬からゼロコロナからウィズコロナの過渡期に入り、各種防疫措置の緩和が進んでいる。1月8日に過渡期を終えることもアナウンスされ、同日から水際措置についてもほぼコロナ前に近いレベルへ復帰することになる。

 マカオ治安警察局は1月6日、香港当局との調整を経て同月8日午前0時から港珠澳大橋の香港側及びマカオ側イミグレーション施設の24時間通関サービスを再開することが決定したと発表。

 これを受け、両イミグレーション間を結ぶシャトルバス(通称:金巴)が香港〜マカオ及び珠海線について、終夜運転を再開することを明らかにした。具体的な運行スケジュールは1月6日午後8時にリリース予定となっている。

 金巴運営会社の発表によれば、香港〜マカオ線利用にあたっての乗車券はオンライン予約及びチケットカウンターで販売し、両方向とも新型コロナウイルス検査証明は不要、香港〜珠海線では香港発珠海行きの利用に際しては乗車券はオンライン予約による販売のみで、48時間以内のPCR検査陰性証明の提示が必要とのこと。

 このほか、1月8日からは香港とマカオの市街地間結ぶ高速船も約3年ぶりに運航が再開されることも決まっており、香港〜マカオ間の往来の正常化が急速に進む状況。

車体の色から金巴(ゴールドバス)と呼ばれる港珠澳大橋シャトルバス(資料)=2022年12月本紙撮影

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