マカオ、2022年の1人あたり旅客消費額は前年比1割増

 マカオ政府統計調査局は2月16日、昨年第4四半期(2022年10〜12月)及び通期の旅客消費調査(ギャンブル消費を除く)結果を公表。

 昨年第4四半期の旅客総消費額はインバウンド旅客数の減の影響により前年同期比23.5%減の48.3億パタカ(日本円換算:約799億円)にとどまった。内訳は宿泊を伴う旅客が19.6%減の41.2億パタカ(約682億円)、日帰り旅客が40.3%減の7.1億パタカ(約117億円)。

 昨年第4四半期の旅客1人あたりの平均消費額は11.7%増の3614パタカ(約5万9800円)。内訳は宿泊を伴う旅客が13.7%減の5572パタカ(約9万2200円)、日帰り旅客が15.7%増の1188パタカ(約1万9660円)。中国本土旅客に限ると11.6%増の3736パタカ(約6万1800円)で、個人旅客については15.9%減の6179パタカ(約10万2270円)。

 また、昨年第4四半期の旅客消費の62.5%をショッピングが占め、以下は飲食の17.2%、宿泊の14.1%と続いた。旅客1人あたり平均のショッピング消費額は2.4%増の2260パタカ(約3万7400円)で、主な購入品目別では化粧品・香水が657パタカ(約1万0900円)、土産用食品が372パタカ(約6200円)、ハンドバッグ・靴類が358パタカ(約5900円)。渡航目的別の旅客の1人あたり平均消費額では、ショッピング目的が7.2%増の2337パタカ(約3万8700円)、親族訪問目的は52.4%増の2006パタカ(約3万3200円)、バケーション目的が16.8%減の5650パタカ(約9万3500円)。

 昨年通期の旅客総消費額は対前年25.7%減の181.7億パタカ(約3007億円)。内訳は宿泊を伴う旅客が30.0%減の149.1億パタカ(約2468億円)、日帰り旅客が3.7%増の32.5億パタカ(約538億円)。

 昨年通期の旅客1人あたりの平均消費額は0.4%増の3187パタカ(約5万2700円)。内訳は宿泊を伴う旅客が4.1%増の6004パタカ(約9万9400円)、日帰り旅客が29.3%増の1011パタカ(約1万6700円)。消費動向についてはショッピングが2.6%増の2110パタカ(約3万4900円)、飲食が4.3%減の488パタカ(約8100円)、宿泊が9.4%減の428パタカ(約7100円)。

 マカオは人口約68万人、面積約32平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR(統合型リゾート)に加え、マカオグランプリをはじめとした大規模イベントが数多く開催されるアジア有数の国際観光都市として知られる。

 マカオの年間訪マカオ外客数(インバウンド旅客数)はコロナ直前の2019年には延べ(以下同)3940万6181人(延べ、以下同)に上ったが、2020年は対前年85.0%減の589万6848人に急落。2021年は対前年30.7%増の770万5943人まで回復したものの、2022年は対前年26.0%減の570万0339人と再び下落に転じ、丸3年にわたって低迷が続いた。

 インバウンド旅客数が低迷する主要因として、2020年1月下旬から新型コロナ防疫対策の一環として入境制限を含む厳格な水際措置が講じられたことが挙げられる。ただし、2022年12月初旬に中国が事実上のウィズコロナへ急転換し、マカオも追随。今年(2023年)1月8日には水際措置が大幅緩和され、以降インバウンド旅客数は急回復している。

マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み(資料)=2020年4月本紙撮影

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