マカオ、新型コロナワクチンの接種手続きを簡素化

 マカオ政府新型コロナウイルス感染症対策センターは2月18日、同月21日から新型コロナワクチンの接種手続きを簡素化すると発表。

 具体的には、接種予約の際は簡単な個人情報の入力のみとし、健康問題に関するセルフレビューとインフォームドコンセントへの署名が不要に。接種当日、医療スタッフが接種希望者へのアレルギー歴や健康状態等の聞き取り結果などから判断し、適合とされれば接種を受けることができるとのこと。

 同センターでは、今回の接種手続き簡素化について、新型コロナワクチンは2021年1月から世界各地で大規模な接種がスタートし、2月17日までに世界人口の約7割が少なくとも1回の接種を終え、累計接種回数は130億回に上り、マカオでも同年2月9日から現在に至るまで167万回超、接種率は9割超(2回接種)となっており、良好な有効性と効力が証明されたためと説明している。なお、接種場所での接種後30分間のモニタリングのための待機は継続するとのこと。

 マカオは昨年(2022年)12月から事実上のウィズコロナに移行し、今年1月8日からは風土病扱いとされ、新型コロナに絡む多くの防疫措置が撤廃または大幅緩和となった。

ビオンテック製のmRNAワクチンの接種を受けるマカオ居民(資料)=2021年3月3日(写真:マカオ政府新型コロナウイルス感染症対策センター)

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