マカオカジノIR運営大手サンズチャイナがレスポンシブル・ゲーミング機構支援へ18年間累計約1億円寄付

 マカオでもギャンブル依存に対する社会的関心がも年々高まっており、政府及びカジノをはじめとするギャンブル運営企業、社会福祉団体が手を携え、「レスポンシブル・ゲーミング(ギャンブル依存の予防と治療対策を含む社会コストへの対応)」の推進に取り組んでいる。

 マカオでヴェネチアンマカオなど複数の大型カジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナは3月14日、マカオにある5つのレスポンシブル・ゲーミング活動に取り組む社会福祉団体に対し、合計67.5万パタカ(日本円換算:約1124万円)を寄付したと発表。

 同社によれば、CSRの一環として2006年から18年連続でマカオ社会におけるレスポンシブル・ゲーミング活動に取り組む社会福祉機構の支援を行っており、寄付の累計は690万パタカ(約1億1490万円)超に上るとのこと。寄付のほかにも、2004年から「自己隔離計画」、2007年から全ての新入社員にレスポンシブル・ゲーミング研修機会の提供をそれぞれ開始するなど、包括的なレスポンシブル・ゲーミング・プログラムを確立しており、企業として社会的責任を果たすとともに、社会問題の解決、レスポンシブル・ゲーミング環境及び文化作りに寄与しているとした。

2023年3月8日に行われたサンズチャイナからレスポンシブル・ゲーミングに関連する5つの社会福祉団体機構への小切手授与セレモニーの様子(写真:Sands China Limited)

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