マカオ、3年半前にカジノで発生した窃盗事件の容疑者逮捕

マカオ司法警察局は4月13日、約3年半前にマカオのカジノ施設内で発生した窃盗事件の容疑者として中国本土出身のいずれも30代で無職の男2人を逮捕したと発表。

事件が発生したのは2019年12月23日のことで、マカオ半島新口岸地区にあるカジノ施設で女性客がバカラゲームに興じている間に現金約5.5万パタカ(日本円換算:約90万円)入りのバッグを盗まれたというもの。

通報を受けた警察が捜査に着手し、監視カメラ映像などから女性がゲームに熱中している隙を狙って2人組の男が近づき、連携しながら犯行に及んだ一部始終を確認。被疑者2人の身元についても判明したものの、犯行後すぐにマカオから中国本土へ出境していた。

その後、4月8日に2人が再び潜伏先の中国本土からマカオへ入境したことから、警察がイミグレーション施設内で2人の逮捕に成功。警察の調べに対し、いずれも犯行を認めた上、手に入れた現金については、2人で平等に分配し、すでに使い果たしてしまったなどと供述したとのこと。警察は2人を加重窃盗罪で検察院送致する方針。

マカオ司法警察局(資料)=本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月24日、マカオ半島新口岸地区にあるマカオグランプリ博物館でレゴ…
  2.  マカオ政府衛生局は4月23日夜、マカオで「人食いバクテリア」と呼ばれる細菌のひとつ、ビブリオ・バ…
  3.  このほどマカオ政府財政局が公表した最新の財政収支資料によれば、今年(2024年)1〜3月累計の歳…
  4.  今年(2024年)6月23日から7月3日にかけて、マカオでISF(国際学校スポーツ連盟)「ワール…
  5.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)グランドリスボアパレス(上葡京)で4月22日、世界…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  4.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun