マカオカジノIR運営大手GEG、15年連続でレスポンシブルゲーミング啓蒙活動展開

 マカオ・コタイ地区の大型カジノIR(統合型リゾート)「ギャラクシーマカオ」などを運営するギャラクシーエンターテイメントグループ(GEG)は6月27日、従業員及び地域コニュニティ向けの「レスポンシブルゲーミング(責任あるギャンブル)」関連プロモーションの展開状況について発表を行った。

 レスポンシブルゲーミングとは、マカオにおいては政府及び運営事業者等によるギャンブル依存対策をはじめとする社会コストへの対応を意味する。

 GEGは、マカオでレスポンシブルゲーミング対策チームを設けた最初のIR運営事業者で、これまで15年連続で複数の社会福祉団体と連携し、自社従業員及び地域コミュニティへのレスポンシブルゲーミングの理念の普及に努めてきたとした。

GEGがレスポンシブルゲーミング啓蒙活動の一環で実施したワークショプイベントの様子(写真:Galaxy Entertainment Group)

 最近では、社会福祉団体が1ヶ月超にわたってオンライン開催したプロモーションイベント「レスポンシブルゲーミング・メンタルヘルス・オンライン」の冠スポンサーとなり、プレッシャーを感じた時の対処や情緒管理などについての学習機会を提供し、地域コミュニティから約1千人が参加したとのこと。

 また、別の社会福祉団体とレスポンシブルゲーミングに関する法律知識の向上を図るロードショー形式のイベントを自社IR施設のバックヤードエリアで実施し、従業員約1200人が参加したという。

 ほかにも、3〜5月にかけて親子で参加できるワークショップイベントのイベントを開催するなど、従業員及び幅広い地域コミュニティの人たちに向けた啓蒙活動を継続展開しているとした。

GEGが自社IR施設のにもエリアで実施したレスポンシブルゲーミングに関する法律知識の向上を図るロードショー形式のイベントの様子(写真:Galaxy Entertainment Group)

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