香港マカオフェリーターミナルでドラッグ密輸の旅客逮捕…末端価格約1.2億円分

 香港海關(香港税関)は7月9日夜、同月8日に香港島・上環にある港澳碼頭(香港マカオフェリーターミナル)から香港へ入境した旅客の男(26)をコカインとみられる物品の密輸で逮捕したと発表。

 この旅客はトルコのイスタンブールからエチオピアのアディスアベバを経て空路でマカオへ移動した後、マカオから高速船で香港へ入境したとのこと。香港マカオフェリーターミナルで税関職員が手荷物検査を実施した際、ビニール袋に入ったクッキー缶4個の中から計6.3キログラム、推定末端価格約690万香港ドル(日本円換算:約1.2億円)相当のコカインとみられる物品を発見。目下、税関が調査を進めているという。

 税関では、高リスクエリアから到着した旅客に重点をターゲットとした検査を行うなどの取り組みを継続し、ボーダーを跨ぐドラッグ密輸の撲滅を図るとしている。

香港マカオフェリーターミナルで旅客の手荷物の中から発見されたコカインとみられる物品(写真:香港特区政府新聞公報)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ国際空港運営会社のCAMは9月27日、港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設の制限エリア内…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)ザ・ロンドナー・マカオ内に入るコンラッドマカオ…
  3.  マカオは人口約67万人、面積約32平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR…
  4.  マカオ警察総局は9月27日に会見を開き、広東省及び香港の警察当局と合同で今年(2023年)6月1…
  5.  公立マカオ理工大学(MPU)ゲーミング&ツーリズム研究センターは9月26日、同月23日にマカオ青…

ピックアップ記事

  1.  マカオの統合型リゾート(IR)運営大手のギャラクシー・エンターテインメント・グループ(GEG)は…
  2.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ」内に9月8日、新ホテル「W…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  香港とマカオの間をおよそ1時間で結ぶ高速船「ターボジェット」及び「コタイウォータージェット」を運…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2023年10月号
(vol.124)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun