マカオ、新型コロナ新規感染者数の公表を毎日から週次に変更

 マカオ政府新型コロナウイルス対策センターは7月21日、中国本土及び近隣地区に倣い、(無症状感染者を含む)新型コロナの新規感染者数データの公表について、同日分から週次(毎週金曜日)に政府衛生局ホームページの新型コロナ特設コーナーに掲載する方式に改めると発表。

 マカオでは長きにわたってゼロコロナ政策を堅持してきたが、昨年(2022年)12月初旬に事実上のウィズコロナに転換。以降、防疫措置が段階的に緩和あるいは撤廃され、すでに水際措置及び日常生活はほぼ正常化している。

 マカオでにおける前回の大流行は年末年始にかけて終息し、今年1月8日からは風土病(Endemic)扱いとされた。以降しばらくは安定した状況をキープしてきたが、大流行から半年が経過したタイミングで集団免疫の低下によるリバウンド出現の兆候があるとし、5月21日から新規感染者数データが毎日公表されるようになっていた。発表方式の変更は約2ヶ月ぶりのこと。

 同センターが7月21日に公表した最新の週次新規感染者数データによれば、7月14〜20日の新規感染者数は316人だったとのこと。前回の毎日公表への変更前後は単日数百人に上っていたことから、状況が落ち着きつつあることがうかがえる。このほか、入院を要したケースは4人、死亡例はゼロだったという。

 同センターでは、今後も流行状況のモニタリングを継続し、実情に合わせてデータ公表頻度を見直すとしている。

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

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