マカオ治安警察局は8月16日、同月9日にマカオのショッピングモール内にある店舗で商品を万引きしたとして、モンゴル人の女2人（いずれも20代）を窃盗容疑で逮捕したと発表。

　同局によれば、9日夕方にコタイ地区の統合型リゾート（IR）併設ショッピングモール内にある店舗から1149パタカ（日本円換算：約2万円）の香水1点がなくなり、監視カメラを確認したところ女2人に万引きされた可能性があると通報があったという。

　通報を受けた警察が公共エリア及びリゾート施設内の監視カメラ映像を分析するなどして被疑者の身元を特定。2人が12日午後に中国本土からマカオ半島北部にある關閘イミグレーション経由でマカオ入りした際に身柄の拘束に成功したとのこと。

　警察の調べに対し、被疑者は目隠し役と実行役に分担して万引きしたと犯行を認め、動機については出来心、盗んだ商品は万引きした日のうちに中国本土へ持ち出し、宿泊先のホテルに保管しているなどと供述したとのこと。

　今年に入って以降、マカオではインバウンド旅客数が急回復し、IR施設を含む観光名所周辺の人流が増えている状況。転売目的の万引き事件などもしばしば発生している。