マカオ、2023〜24年シーズンの無償インフルエンザ予防接種計画スタート

 マカオ政府衛生局(SSM)は9月21日、同月25日から2023〜24年シーズンの無償インフルエンザ予防接種計画をスタートし、高リスク群に向けた接種を先行実施すると発表。

 高リスク群への優先接種を実施するのは例年通りの措置で、高リスク者への接種に一定のめどがついた後、対象が全市民(マカオ居留権を持つ満6ヶ月以上)に拡大される。優先対象は乳幼児、高齢者、学校・病院関係者らで、カジノ従業員も含まれる。

 SSMによれば、接種するのは北半球で2023〜2024年冬季及び2024年夏季の季節性インフルエンザに向けた4価北半球季節性インフルエンザワクチンで、抗体成分が更新されていることから、2022年9月から2023年8月の期間に2022〜2023年度のワクチンを摂取した人についても2023年9月以降に再接種をする必要があるとした。

 また、秋冬シーズンは呼吸器系疾病が増えるシーズンにあたり、新型コロナウイルスやインフルエンザの流行増が予測される中、ワクチン接種は重症化リスクの軽減に有効とし、高リスク層に対し、11月下旬までに予防接種を受けるよう呼びかけた。

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府衛生局は10月23日夜、マカオ域内で今年初めてとなる当地デング熱感染例を確認したと発表…
  2.  マカオ政府衛生局(SSM)は10月23日夜、マカオで今年(2024年)8例目となる在郷軍人病(退…
  3.  マカオ司法警察局は10月22日、マカオに所在する複数の質店を訪れ、人工ダイヤモンドを天然と偽って…
  4.  マカオの多くのカジノ施設が航空会社のマイレージ制度と似た会員プログラムを提供しており、入会するこ…
  5.  このほどマカオ国際空港運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)が公表した資料によれ…

ピックアップ記事

  1.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  2.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年11月号
(vol.137)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun