マカオ、国慶節大型連休期間中に単日インバウンド旅客数とホテル客室稼働率が年初来最高更新

 マカオ政府旅遊局(MGTO)は10月7日、マカオ最大の旅客ソースにあたる中国本土で大型連休となる国慶節大型連休期間(今年は中秋節と合わせて9月29日〜10月6日の8日間)のインバウンド旅客数及びホテル客室稼働率データを公表。

 アフターコロナでインバウンド旅客数の回復が進む中で迎える初めての国慶節大型連休とあり、ツーリズム関連指標がどの程度まで回復するかに注目が集まっていた。

2023年国慶節大型連休中の世界遺産・セナド広場の様子(写真:MGTO)

 MGTOが公表したデータによれば、8日間の総インバウンド旅客数は93万2365人(延べ、以下同)に上り、このうち9月30日が15万8726人で、年初来及び新型コロナの影響が生じて以降の最多を更新。大型連休中の単日平均インバウンド旅客数は11万6546人で、前年同時期比366.4%増、今年5月の五・一(労働節)連休比18.7%増、コロナ前2019年同時期の約84%まで回復した。

 8日間のインバウンド旅客のソース別の内訳は中国本土が70万9079人、香港が17万1672人、台湾が1万0683人、国際(左記以外)が4万0931人。

 8日間の平均ホテル客室稼働率は87.9%で、前年同時期から23.7ポイント上昇。このうち10月1日は94.3%を記録し、年初来最高に。平均ホテル客室価格は前年同時期比61.7%上昇、五・一連休比でも0.9%上昇となる1804.1パタカ(日本円換算:約3万3500円)だった。

2023年国慶節大型連休中のマカオ半島福隆新街歩行者天国の様子(写真:MGTO)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は12月1日、マカオ検察院所属のバイクを壊したとして50代のロシア人の男を加重器…
  2.  マカオ政府財政局(DSF)が12月1日に公表した最新統計によれば、今年(2023年)11月前半の…
  3.  澳門海關(マカオ税関)は11月30日、各イミグレーション施設でIT技術の活用を含む検査体制の強化…
  4.  マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)は12月1日、今年(2023年)11月の月次カジノ売上(粗収…
  5.  マカオ治安警察局は11月29日、同月26日にマカオ半島旧市街地の路上で20代のマカオ人女性2人の…

ピックアップ記事

  1.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  2.  マカオで年に一度開催されるモータースポーツの祭典「マカオグランプリ」。1954年にスタートした歴…
  3.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  4.  マカオでは、2019年12月に初の軌道系大量輸送機関として新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌…
  5.  マカオ航空日本支社の発表によれば、現在成田路線を週4便(火・木・土・日曜)で運航しているが、今年…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2023年12月号
(vol.126)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun