マカオ半島とタイパ島を結ぶカルヴァーリョ総督大橋が歩行者通行禁止に…工事のため半年間

 マカオのマカオ半島とタイパ島を結ぶ3本の海上橋のうち、最初に架けられたカルヴァーリョ総督大橋(嘉樂庇總督大橋)がまもなく開通から50年を迎える。

 同大橋は3本の海上橋のうち唯一歩道が設定されているが、メンテナンス工事のため明日(10月9日)から2024年4月10日まで約半年間にわたって歩行者通行禁止となる。

 なお、同大橋を通行できる車両は緊急車両及び公共交通機関のみとなっているが、工事期間中も通行可能とのこと。

 カルヴァーリョ総督大橋はポルトガル統治時代の1970年に着工、1974年10月に開通した。長さは2570メートル、橋幅は9.2メートル、海面からの高さは最高35メートル。開通当時、世界最長の海上鉄筋コンクリート連続橋だった。設計を担当したポルトガルの著名建築家、エドガル・カルドゾ氏で、名称の由来はジョゼ・マヌエル・デ・ソウザ・ファロ・ノーブレ・デ・カルヴァーリョ第121代マカオ総督から。地元マカオでは旧大橋(舊大橋)やマカオ・タイパ大橋(澳氹大橋)の名で呼ばれることもある。

マカオ半島とタイパ島を結ぶカルヴァーリョ総督大橋(資料)=本紙撮影

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