11月新規住宅・商業物件向けローン貸付下落

マカオ政府金融管理局は1月20日、昨年(2013年)11月の対住宅及び商業物件ローン新規貸付承認総額を発表した。住宅向け、商業向けともに新規承認額は下落。未返済ローン残高については住宅、商業向けともに増。

11月の新規住宅ローン貸付承認総額は30億パタカで、前月比7.2%の減。うち、マカオ居民が占める割合は96.2%に。金額ベースでは前月と比較してマカオ居民向けが9.9%減、非居民向けが283.5%の大幅増となった。前年同期比での新規住宅ローン貸し付け承認総額は16.9%の減。

未完成物件に対する新規貸付は1億2600万パタカで、前月比126.8%増、昨年同月比較42.8%の下落。昨年後半にに始まった未完成物件の売買に対する規制による影響とみられる。

商業物件への新規貸付は前月比40.0%減の32億パタカ。内訳はマカオ居民によるものが98.9%を占めた。金額ベースでは、マカオ居民によるものが39.5%、非マカオ居民が67.4%のそれぞれ減となった。前年同月比でも32.3%の減。

11月末締めの未返済住宅ローン残高は1,167億パタカで前月比1.6%、前年比21.7%のそれぞれ増。うちマカオ居民が94.7%を占めた。商業物件は同844億パタカで前月比2.1%、前年比24.9%のぞれぞれ増、うちマカオ居民が92.8%となっている。

なお、返済滞納率は住宅ローンが0.05%で前月から軽微の上昇、前年同月から軽微の下落。商業物件ローンは前月から0.01ポイント微減、前年11月末から0.10ポイント下落の0.03%だった。

タイパ島のマンション群(資料)―本紙撮影

タイパ島のマンション群(資料)―本紙撮影

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