マカオ、違法両替商がマネロン関与…中国の詐欺対策センターによる口座凍結連絡で発覚

 マカオ司法警察局は10月31日、マカオで「換銭党」と呼ばれる違法両替に従事していた中国本土出身の男(34)が犯罪組織のマネーロンダリングにも関与したことが明らかになったとして、巨額詐欺及びマネーロンダリング罪で逮捕、検察院送致したと発表。

 同局によれば、中国本土からマカオ入りしていた男性が同月27日に友人の紹介で換銭党の上部組織のメンバーと協議し、カジノで勝って獲得した50万香港ドル(日本円換算:約954万円)を47万人民元(約960万円)と両替する約束をしていたとのこと。同日午後、取引のためコタイ地区のホテル客室で面会し、複数回に分けて約29万人民元(約592万円)を指定の口座に送金したところ、中国の詐欺対策センターから電話連絡があり、当該口座を詐欺に絡むものとして凍結したことを告げられたため、相手に取引中止を要求した上で警察に通報し、現場に到着した警察官が換銭党の男を逮捕。

 その後の警察の調べで、被害者の送金先の口座が送金済みのカネとともに凍結された事実が確認され、換銭党の男は上の指示で受領役を担っただけで、事後に1000香港ドル(約1.9万円)の報酬を手にする予定だったなどと供述したとのこと。警察では、本件に関わった他の人物の行方を引き続き追っているとした。

 今年初頭からアフターコロナでインバウンド旅客数が急回復する中、コロナ禍でしばらく鳴りを潜めていた換銭党に絡む事件も増加に転じており、警察当局が巡回や取り締まりを強化して臨んでいる。

マカオ司法警察局(資料)=本紙撮影

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