第70回マカオGP開幕間近、公道レースのため交通規制やバス路線の変更に注意

 マカオで年に一度開催されるモータースポーツの祭典、マカオグランプリの開幕が間近に迫っている。

 今年(2023年)は70周年記念大会として2週末連続(11月11〜12日及び16〜19日)6日間にわたって開催されることになっている。

 マカオグランプリはマカオ半島に市街地中心部にある公道の一部を使用した「ギア・サーキット」(全長約6.2キロメートル)が舞台となることから、開催期間中は午前3時から当日のレース終了後しばらくまでサーキットに転用された道路が通行止めとなるほか、サーキット周辺で通行止めや一方通行の方向調整といった交通規制が実施され、多くの路線バスと統合型リゾート(IR)及びホテルのシャトルバスのルート、乗降場所が大幅変更となる。

 マカオ政府交通事務局(DSAT)などが11月3日に開いた記者会見で明らかにした内容によれば、迂回ルートへの変更、運行区間の短縮、バス停位置の移転の対象となる公共路線バスの路線数は全体の半数以上にあたる約50路線に及ぶとのこと。

 例年、グランプリ開催期間中のサーキット周辺は交通渋滞も激しさを増すため、市民や観光客の市内の移動に大きな影響が出ており、DSATでは、迂回ルートの情報収集と早めの出発を心がけるよう呼びかけた。

 今年については、2週末連続開催となるため、例年より注意を要する期間も長くなる。DSATによれば、混雑が予想されるのはマカオ半島北部と中央部、南部を結ぶ主要ルートにあたる羅理基博士大馬路、美副將大馬路、雅廉訪大馬路、俾利喇街、士多鳥拜斯大馬路で、過去の経験からキャパシティオーバーになることが明らかとし、特に11日と16日が最も混雑するとの見通しを示した。

 公共路線バスの臨時バス停及びルート、IR/ホテルのシャトルバス乗降場などについて、事前に交通事務局及び各施設のウェブサイトや現地の案内板などで確認しておきたい。

マカオグランプリビルで開催された第70回マカオグランプリ開催期間中の交通規制等に関する記者会見=2023年11月3日(写真:GCS)

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