マカオのホテル客室内でドラッグパーティ開く…中国人の男3人逮捕、ケンカが原因で発覚

 マカオ治安警察局は11月6日、マカオ半島中区にあるホテルの客室内でドラッグパーティを開いていた中国本土出身の男3人を逮捕したと発表。発覚の要因はケンカによるものだった。

 同局によれば、同月1日午前、ホテル客室内で暴行を受けたとする男から通報が寄せられ、警察官が現場へ急行して通報者に事情を聞いたところ、同日未明にスマートフォンのメッセージアプリを介して知り合った男に当該ホテル客室で開かれていたドラッグパーティに誘われ参加した際、現場にいた2人の男と口論になり、暴行を受けた上で部屋から追い出されたため、気分を害して通報するに至ったと説明したという。

 警察官が現場へ到着した際、すでに通報者に暴行したとされる人物の姿はなかったが、当該ホテル客室の中から覚せい剤の入った吸引管31点、合計27.36グラム及びまとまった量の吸引器具が残されていたとのこと。

 その後の警察の捜査で姿を消した男2人の身元を特定し、同日午後、マカオ域内で逮捕に成功。2人は警察の調べに対し、ドラッグの提供や吸引器具の購入などを認めた上、通報者を含むドラッグパーティに参加した3人に対する対ドラッグ尿検査結果は全員陽性だったことから、3人全員を麻薬違法吸引罪で検察院送致する方針。

 同局では、覚せい剤の出どころについて継続して捜査を進めるとした。

麻薬違法吸引罪で逮捕、検察院送致された3人の男ら(写真:マカオ治安警察局)

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