マカオの新公立病院「離島医療コンプレックス北京協和医院マカオ医学センター」がソフトオープン

 マカオの新公立病院「離島医療コンプレックス北京協和医院マカオ医学センター(離島醫療綜合體北京協和醫院澳門醫學中心)」(コロアン島・石排灣地区)で12月20日ソフトオープニングセレモニーが開催され、マカオ特別行政区の賀一誠行政長官らが施設参観を行った。

 同院はマカオ最大規模の複合医療コンプレックスで、敷地面積約7.6万平米、総建築面積43万平米を誇り、手術室の数は26室、離島リハビリテーション病院完成後の病床数は1000室超になるとのこと。設備についても国際レベルの最先端を揃うという。

「離島医療コンプレックス北京協和医院マカオ医学センター」を参観するマカオ特別行政区の賀一誠行政長官ら=2023年12月20日(写真:GCS)

 また、マカオで初めてとなる公私合同運営モデルを採用し、北京協和医院が運営、管理、サービス提供を担うことでも注目されている。北京協和医院は1921年にロックフェラー財団によって設立された歴史ある総合病院で、中国の名門医療機関のひとつに数えられる存在だ。北京協和医院が中国本土以外に進出するのは今回が初めてとのこと。

 同院は今後段階的にサービスを拡充し、正式オープン時期は北京協和医院の創設103周年記念日にあたる来年(2024年)9月16日の予定。

 なお、同院のソフトオープンにあたり、12月21日午前10時からコタイ地区の(私立)科大医院内に設置されていた(公立)仁伯爵綜合医院離島救急診療ステーションが同院の総合医院ビルG階へ移転した。これにより、マカオ消防局の救急車を呼んだ際の搬送先は(公立)新離島救急診療ステーション、マカオ半島の(公立)仁伯爵綜合医院と(私立)鏡湖医院の3ヶ所のいずれかとなる。

「離島医療コンプレックス北京協和医院マカオ医学センター」を参観するマカオ特別行政区の賀一誠行政長官ら=2023年12月20日(写真:GCS)

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