マカオ・ジャパン・スプリング・フェスティバル「CONTEMPO」が高嶺のなでしこライブで華やかに開幕

 日本をテーマにした大規模ツーリズム・カルチャー複合イベントとしてマカオで初開催となるマカオ・ジャパン・スプリング・フェスティバル「CONTEMPO(コンテンポ)」が2月1日に開幕した。

 同イベントはシルクエンターテイメント社が主催し、サンズチャイナ社など多くのマカオ及び日本の著名企業・ブランドが共同主催に名を連ね、京都府、京都市、マカオ政府旅遊局(MGTO)、マカオ政府貿易投資促進局(IPIM)が後援。主催者は(2024年)3月末までの2ヶ月わたり、日本の豊富な文化遺産、トレンド、ファッション、音楽、美食などをマカオから世界に向けて発信するとともに、マカオの特色ある観光資源を日本へ紹介することで、マカオと日本の両地域の文化交流促進に寄与したいとしている。

 2月1日夜、コタイ地区にある統合型リゾート(IR)ロンドナーマカオ併設のロンドナーシアターで開幕式に続いて日本のアイドルグループ「高嶺のなでしこ」のワンマンライブとミート&グリートが行われた。

 高嶺のなでしこは今月(2月)メジャーデビューが決まっている注目のアイドルグループ。今回のライブではメジャーデビューシングル「美しく生きろ/恋を知った世界」をはじめ、人気の楽曲を多数披露し、日本や現地から集まった多くのファンらを沸かせた。また、ライブ前半には京都・京友禅の「吉川染匠」が制作したファッション着物の衣装でパフォーマンスに臨み、日本伝統文化のアピールにも貢献。

ファッション着物に身を包み「CONTEMPO」の開幕を盛り上げた高嶺のなでしこ=2024年2月1日(写真:CONTEMPO)

 さらに、2月1日にはフォーシーズンズ・マカオのグランドスイート6階にあるサンズギャラリー​で日本の現代アートギャラリー「gallery UG」による日本の著名現代アーティスト6人(岡田菜美、川平遼佑、田島享央己、戸泉恵徳、野原邦彦、吉川博也 ※50音順/敬称略)の作品展もオープン。会期は3月30日までで、入館無料。gallery UGは本展とは別にマカオに海外初のギャラリーを開設する計画もあるといい、佐々木栄一朗社長は本紙の取材に対し、マカオのラグジュアリーなIRとアートとの親和性や中国本土市場への橋頭堡としての地理的優位性を挙げ、マカオへの期待を示した。

サンズギャラリーでは「gallery UG」による日本の著名現代アーティスト6人による作品展がオープン=本紙撮影

 CONTENPOでは、今後もサンズチャイナ系のIR施設で京懐石「瓢亭」のオーナーシェフが監修するミシュラン3つ星レストラン体験(2月22〜26日)、アイドルグループ「可憐なアイボリー」による京都をテーマにした特別公演(2月24、25日)、京都の着物・グルメ・伝統文化体験展(3月15〜30日)、高嶺のなでしこの公演(3月23、24日)などのプログラムが行われる予定。内容及びチケット情報等はイベント公式サイト(https://contempo-official.com/jp/)で確認することができる。

ロンドナーシアターで行われたマカオ・ジャパン・スプリング・フェスティバル「CONTEMPO」開幕式の様子(写真:CONTEMPO)

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