新禁煙法の検挙者17,602人―12年1月-14年2月

マカオ政府衛生局は3月7日、新禁煙法が施行された2012年1月1日から今年(2014年)2月28日までの間の規制区域における喫煙者の検挙状況を発表した。取締官の巡回場所は454,808箇所、1日平均576箇所で、累計検挙者数は17,602人となった。

今年(2014年)1月1日から2月28日までの巡回場所は39,653箇所、1日平均672箇所で、検挙数は1,275件、うち1,274件が規制区域での喫煙、1件がたばこ製品を客が直接手に取ることができるやり方で販売したもの。規制場所での喫煙事案のうち、男性が全体の92.0%を占める1,172人、女性が同8%の102名、また、69.5%にあたる886人がマカオ市民、26.9%にあたる343人が域外からの観光客、3.5%にあたる45人が非マカオ籍労働者。検挙者が最も多かったのがゲームセンターで、24.3%にあたる310件、ネットカフェが20.8%にあたる265件、公園・フラワーガーデン・休憩所が9.9%にあたる126件。また、総検挙数のうち36.2%が黒沙環地区に集中しており、うち40件が警察部門の協力を必要とした。罰金の納付状況では、全体の71.1%にあたる906人が納付済み。

市民からの電話による通報も相次いでいるという。衛生局では、違法な喫煙をしないよう、あらためて市民や観光客へ呼びかけている。

衛生局取締官による巡回の様子(衛生局)

衛生局取締官による巡回の様子(衛生局)

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